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海外ニュース

ロイヤル・カリビアン:船は街中よりも安全であると語る(2020年10月29日)

引用元:クルーズインダストリーニュース

ハーモニー・オブ・ザ・シーズ

ロイヤル・カリビアン・クルーズのリチャード・フェイン会長兼最高経営責任者(CEO)は、同社の第3四半期決算の投資家への収支報告において、「街中よりも船の方が安全であるようにすることが可能だと信じている」と述べた。

さらにフェイン氏はTUIクルーズ、ハパグ・ロイド、シルバーシーが70本のクルーズを運航したことに言及し、「ヨーロッパはそれを証明した」と語った。

「彼らは船上での(ウイルス)拡散を防ぎ、あらゆる事態に対処する能力があることを証明した」。

フェイン氏によると、この夏のヨーロッパでの運航開始前に、クルーズ各社は公衆衛生の専門家や各行政機関と緊密な連携をしてきたという。

同氏はまた、「このように良好な結果を受けて、TUIとハパグ・ロイドはクルーズの運航を続けている」と述べ、クルーズ業界がすぐに運航再開に向けて進んでいくと楽観していると語った。

「これは私が望んでいるよりも遅いかもしれないが、多くの人が想定しているよりも早いだろう」。

フェイン氏はまた、管理された環境を提供することで、船は陸上よりもリスクの少ない、「トラベル・バブル(安全地帯)」に事実上なり得ると語った。

一方でクルーズ再開はまず、外部のオブザーバーが乗船するトライアル・クルーズを含むことになるだろうと同氏は指摘する。

「トライアル・クルーズという考え方は重要だ。プロトコルを実施してみて、調整を行う重要な機会となるからだ」。

同社の最高財務責任者(CFO)兼シニアバイスプレジデントをつとめるジェイソン・リバティ氏によると、北米とアジア太平洋地域の主要市場に焦点を当てる計画で、北米クルーズの当面の再開は限定的となるものの、2021年中には増加する考えであるという。

(クルーズプラネット訳)

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