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海外ニュース

ノルウェージャンクルーズライン、 ヨーロッパで再開の可能性 (2020年12月8日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

ノルウェージャンドーン

ノルウェージャンクルーズラインは、他の主要クルーズ会社と共に米国での運航を2月まで一時停止しているが、ヨーロッパでは既に他社の複数の巨大客船が同地域に戻ってクルーズを開始しており、同社も近いうちにヨーロッパ地域で再開する可能性がある。
ノルウェージャン・ドーン号とノルウェージャン・スピリット号は、モンテネグロのバーシティに移動して、さらなる指示を待っている状態である。両船は同港で12月5日に撮影されている。
 ドーン号は最近、スピリット号に続いてモンテネグロに停泊中であり、「クルー・センター」の報告によると、既に多くのクルーが現地入りしている。ノルウェージャン・スピリットには最近275名のフィリピン人乗組員が新たに加わり、乗組員数は最低スタッフ数をはるかに上回る約350〜400名となると推定される。新たに増員された乗組員の大半は、客室係と言われている。
同クルー・センターの報告書は幹部社員に送られた文書を引用しており、ヨーロッパでの再開が最初となる可能性を示唆している。
ノルウェージャンクルーズの短期間でのヨーロッパ展開は、はたして可能なのだろうか?AIDAとTUIの両クルーズ会社は現在、ノルウェージャンクルーズが長年にわたって存在感を示してきたカナリア諸島を航行している。MSCとコスタはイタリアでクルーズをおこなっており、増強態勢を整えていると考えられる。クルーズ会社各社はアドリア海でもウィンター・プログラムを展開しており、冬期クルーズを直前になって展開するのであれば、東地中海に配置されている船にとって距離的に近くて最も現実的な選択肢としては中東の可能性がある。

(クルーズプラネット訳)

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