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海外ニュース

主要クルーズ各社の サービス再開時期について( 2020年12月11日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

MSCグランディオーサ

主要クルーズ会社各社は、2021年に段階的な再開を計画している。最新の情報は次の通り:

カーニバル・クルーズ・ライン
カーニバル・クルーズ・ラインは最近、2月のスケジュールを全てキャンセル。 現時点では、3月上旬にほとんどのクルーズ船のサービスを再開する予定である。 しかし一部の船は、点検・修繕をおこなうドライドックでの作業の遅延により、再開は遅れる予定。 新造船マルディグラ号もまた、デビューが遅れている。フィンランドでまだ建造中の同船は、現時点では4月にポートカナベラル発の就航を予定している。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、2月28日までグローバル・クルーズの停止延長を発表した。オーストラリアにおけるクルーズのキャンセルは、さらに4月30日まで延長された。 アジアにおいては、クァンタム・オブ・ザ・シーズの寄港地を伴わないショートクルーズのプログラムを最近開始しており、今後2-3か月継続する予定。 中国のクルーズは1月10日まで一時的に停止しているが、次にアジアでの運航を再開する船はスペクトラム・オブ・ザ・シーズとなると見られている。

MSCクルーズ
イタリア政府の決定により、MSCはこのホリデーシーズン中の地中海クルーズを一時的に停止することを余儀なくされた。 8月16日から地中海を航行していたMSCグランディオーサは、1月10日までサービスを停止する。MSCマニフィカは、1月15日に地中海クルーズを再開する予定である。 一方、米国を拠点とするクルーズの一時的な停止はさらに延長され、2月28日まですべてのクルーズがキャンセルされた。

ノルウェージャンクルーズライン
12月1日、ノルウェージャンクルーズラインは、2月末日まで全てのクルーズについて一時停止延長を発表した。 3月のクルーズも一部キャンセルされたが、同社は米国疾病管理予防センター(CDC)による[条件付きクルーズ命令の枠組み(Framework for Conditional Sailing Order)]の要件を満たすべく取り組みを続けている。 また、モンテネグロに停泊する2船にスタッフを配置し、ノルウェージャンクルーズラインのヨーロッパでの再始動の準備は整っていると見られている。

コスタ クルーズ
9月6日にクルーズを再開したコスタは、ヨーロッパで3船を再稼働させた。 現在5,200人の乗客数で航行するコスタ・スメラルダは、イタリア領域のクルーズをおこなう唯一の船である。同クルーズは、ホリデーシーズン中に一時的に中断して1月7日に再開が予定されている。

ディズニー・クルーズライン
他の米国のクルーズ会社と同様、ディズニー・クルーズラインは2月まで一時停止を延長し、現在3月の再開を予定している。現在、同社のクルーズ船は米国に戻っている。

プリンセスクルーズ
プリンセスクルーズは 3月31日まで全クルーズをキャンセル。米国発着の7泊以上のクルーズは11月1日までキャンセルされた。 日本ではクルーズ停止期間は6月25日まで延長され、オーストラリアとニュージーランドでは5月31日まで延長された。 プリンセスはまた、シー・プリンセスとサン・プリンセスの売却に加え、スター・プリンセスをP&Oオーストラリアに早期に引き渡すことを発表した。これらの取引により、クルーズのさらなるキャンセルが生じた。

ゲンティンクルーズライン
ドリームクルーズは、台湾のエクスプローラードリームとシンガポール発のワールドドリームが再開した。

アイーダ・クルーズ
10月17日に一時的にサービスを再開したアイーダは、アイーダ・ぺルラの7泊のカナリア諸島クルーズで12月5日にクルージングを再開した。 アイーダ・マールも間もなくこれに続く予定で、12月20日にカナリア諸島でクルーズを開始する。

セレブリティ・クルーズ
ロイヤル・カリビアン・グループのセレブリティ・クルーズは最近、2月28日まで全ての航海を含むクルーズのグローバルな停止を延長した。 さらに、セレブリティはオーストラリア、アジア、南米における2020-2021年度のウィンター・プログラムを全て一時停止した。

ホーランドアメリカライン
ホーランドアメリカラインは、クルーズの一時停止を延長し、3月31日まで全ての船の出発をキャンセルした。 同社はまた、11月1日まで米国に寄港する8泊以上のクルーズをキャンセル。 アジア、オーストラリア、ニュージーランド、南米の一部のクルーズは4月中旬までさらにキャンセルされた。

TUIクルーズ
TUIクルーズは、7月23日に運行を開始した最初のクルーズ会社のうちの1社である。ドイツを拠点とする同社では、現在マインシフ2がカナリア諸島で航行している。

マレラ・クルーズ
マレラ・クルーズはキャンセルとなっていた全てのクルーズを2月3日に再開することを計画している。 同社はまた、マレラドリームとマレラセレブレーションの2船の引退でクルーズ船の保有数を削減した。

アザマラ
アザマラは2021年のヨーロッパ・シーズンまで全ての操業を一時停止すると発表、南米、アフリカ、オーストラリアのクルーズをキャンセルした。 同社は3月20日にアザマラ・クエストでクルーズを開始する予定である。

シルバーシー・クルーズ
ロイヤルカリビアンのラグジュアリーブランドであるシルバーシー・クルーズは4月1日まで全てのクルーズをキャンセルした。同社はまた、昨年8月に予定していたシルバー・ウィンドの探検船への転換を遅らせている。

ヴァージン・ボヤージュ
ヴァージンの就航クルーズは 現在5月に予定されており、乗客数2,770人のスカーレット・レディ号がマイアミからカリブ海を航海する。 同ブランドの2船目となるヴァリアント・レディも導入が遅れている。ヴァリアント・レディは地中海クルーズを2022年まで延期し、現時点では、カリブ海で11月にデビューする予定である。

(クルーズプラネット訳)

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