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海外ニュース

新造船コスタフィレンツェ号 コスタに納船(2020年12月22日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

コスタディアデマ

イタリア・フィレンツェのルネッサンス様式にインスパイアされてマルゲーラ造船所で設計、建造された新造船コスタフィレンツェ号が、フィンカンティエリ社からコスタ クルーズに正式に納船されたと発表された。 新造船の引き渡しは、火曜日午後、同クルーズ会社がフルデジタルモードと呼ぶ形式で行われた。

総トン数135,500、収容人数5,200名以上となるコスタフィレンツェ号は、2023年までにコスタ・グループに納船される7隻の新造船を含む同社の発展計画の一部であり、それらの総投資額は60億ユーロ以上となる。コスタフィレンツェは、これらの新造船の4番目で、さらに今後3船が建造される予定。同船は中国での航海が予定されている。

「コスタフィレンツェの納船は、クルーズ・観光ビジネス全体の再開と希望の象徴です。この船は、コスタ・グループの再スタートへの決意を最も具体的に示すものです。私たちは、人々が再び旅行できる日が間もなく訪れ、より多くの船が出航し、イタリア、ヨーロッパ、そして世界における観光の活性化に貢献できることを願っています」と、コスタ・グループおよびカーニバル・アジアのグループCEO、マイケル・タムは語る。「コスタが見据える目標はパンデミックを超えた先、持続可能なゼロエミッション・クルーズの未来を設計することであり、フィンカンティエリ社との長期的なパートナーシップが、この野心的かつ重要な目標達成に向けたロードマップにおける協働的な取り組みを可能にすると願っています」。

フィンカンティエリのジュゼッペ・ボーノ最高経営責任者(CEO)は次のように語る。「コスタフィレンツェは弊社が9月以降に納船した3隻目のクルーズ船であり、その名前がイタリアのみならず世界でも最も有名な芸術の都の1つを想起させるものであることを嬉しく思います。今回の納船は、弊社が通常の生産活動に戻りつつあることを具体的に示すとても重要なものです。また、フィンカンティエリ社の財政状況は、前四半期中にお伝えした状況と比べて大きく変わっていないことを強調したいと思います。

弊社は注文キャンセルを回避し、クルーズ部門の顧客との関係を強化して、非常に回復力がある会社であることが証明されました。私たちは成長を続けている企業であり、国際的な評判と信頼性を獲得したことで、さらなる発展がより容易なものとなります。また、受注数に基づき、効率、生産性、収益性を高める機会を得ると共に、長期的な見通しを保証することができます」。

「コスタフィレンツェは、ヨーロッパからアジアまで世界中の海にイタリアならではの美的センスを広め、イタリアン・スタイルを世界に知らしめる素晴らしい宣伝大使なのです」と、コスタクルーズにおけるコマーシャル部門の最高責任者であり、コスタグループ・アジアのプレジデントを務めるマリオ・ザネッティは語る。「コスタフィレンツェのコンセプトは、イタリアの芸術、味、洗練されたスタイルといえば世界中の人々がすぐに連想する象徴的な都市からインスパイアされています。私たちはお客様、特にファミリーをターゲットとして、特別なエンターテイメントやサービスを提供し、素晴らしい体験をして頂くことができるようにこの船を設計しました」。

(クルーズプラネット訳)

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