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海外ニュース

クルーズ・ブランドごとの ワクチン接種ポリシーについて (2021年9月20日)

引用元:クルーズインダストリーニュース

セレブリティ・エッジ

クルーズライン各社は、変化し続けるパンデミックの状況に対応し、自社の健康と安全に関するプロトコルを常に適応させている。また、政府および保健当局からの勧告に従い、ワクチンに関するポリシーの要件を更新し続けているクルーズ・ブランドも多い。 クルーズインダストリー・ニュースでは、いくつかのクルーズラインをピックアップして、これらのポリシーについて調べた。

カーニバル・クルーズ・ライン

米国内の複数のホームポートから出航するカーニバル・クルーズ・ラインでは、現在、ほとんどの乗客が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン(以下、新型コロナワクチン)接種を完了していることを求めている。 「12歳未満の子どもとワクチン接種を受けることができないごくわずかな例外を除き、全ての人がワクチン接種を受けなければならないというのがカーニバル・クルーズ・ラインのポリシーです」と、同社のウェブサイトでは述べている。 カーニバルは、この取り組みについて、「CDCのガイダンス下におけるクルーズのワクチン接種要件よりも厳格で、クルーズ中に訪れる各目的地が設定する要件を満たしています」と述べている。 乗客は出航の少なくとも14日前の時点において、承認された新型コロナワクチンの最終接種を完了し、ワクチン接種証明を持っている場合、接種を完了していると見なされる。

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

同社のウェブサイトによると、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルのワクチン接種要件は、出発港と年齢層によって異なる。 米国のすべてのホームポートから出発するクルーズの場合、12歳以上のすべての乗客は、出航の少なくとも14日前の時点において、新型コロナワクチンの最終接種を完了し、ワクチン接種証明を提示する必要がある。 バルセロナ(スペイン)やサウザンプトン(イングランド)などのヨーロッパの港を出発するクルーズの場合、18歳以上の乗客は、出航の少なくとも14日前の時点において、新型コロナワクチン接種を完了していることが求められる。 また、ワクチン接種に関する要件は旅程によって異なる場合がある。ロイヤル・カリビアンによると、各出発港の最新の要件に関する情報は、出航前30日以内に予約済のすべての乗客に送信される。

ノルウェージャンクルーズライン

ノルウェージャンクルーズラインは、年末までの間、全員が接種を受けた状態でクルーズを運航している。 従って12月31日までに乗船するすべての乗客(子供を含む)と乗員は、この期間中の出航にあたり、新型コロナワクチンの接種を完了していることが求められる。

MSC クルーズ

MSCクルーズのワクチン接種ポリシーは、出発する地域や国によって異なる。 10月31日までの間、米国のホームポートから出航する米国の乗客は、クルーズの14日前の時点において、ワクチン接種を完了していることが求められる。「ワクチン接種の証明を提示できない場合、または提示を望まない場合、乗船は拒否されます」とMSCはウェブサイトで述べている。 同様に、12歳以上の米国の乗客がMSCの地中海および北ヨーロッパのクルーズで航海するためには、ワクチン接種を完了していることが求められる。 ただし、ヨーロッパの乗客には、状況に応じて異なるワクチン接種ポリシーが適用される場合がある。例えば、イタリア居住者が地中海や北ヨーロッパを航海する場合には、出航48時間前に受ける新型コロナウイルス感染症の分子検査で陰性であれば、乗船することができる。

プリンセス・クルーズ

現在、米国発と英国発の航海を行っているプリンセス・クルーズは、ワクチン接種を完了した状態でのクルーズを運航している。同社によると、接種に関する要件は保健当局の指導の下、CDCの定義に従っており、乗客と乗員のワクチン接種率は100%に近いという。 現時点では、12月31日までの全てのクルーズは、クルーズ開始の少なくとも14日前の時点において、承認された新型コロナワクチンの最終接種を完了し、接種証明を持っている乗客のみが利用できる。 プリンセスによると、乗客は乗船前にワクチン接種証明を提示することにより、ワクチン接種の完了を裏付けることが求められる。

セレブリティ・クルーズ

セレブリティ・クルーズのウェブサイトによると、ワクチン接種を受ける資格のあるすべての乗員と乗客は、航海の少なくとも14日前の時点において、全投与回数のワクチン接種を完了している必要がある。  同社はまた次のように述べている。「CDCのガイダンスを継続して遵守し、12歳以上のすべての乗客に対して、少なくとも14日前の時点において、新型コロナワクチンの接種完了を求めています」。

ホーランドアメリカライン

ホーランドアメリカラインの健康プロトコルは地域によって異なるが、2021年に同ブランドが航行する目的地に対応してワクチン接種を完了していることが求められる。 ホーランドアメリカのウェブサイトによると、12月31日までの間に運行するクルーズは、クルーズ開始の少なくとも14日前の時点において、承認された新型コロナワクチンの最終接種を完了し、接種証明を持っている乗客のみ利用可能である。

サガクルーズ

サガクルーズは、すべての乗客に対し、乗船前に新型コロナワクチンの2回の接種を完了することを求めている。 2隻の客船を所有するこの英国のクルーズ会社は、6月に英国で国内クルーズを再開した後、インターナショナル・クルーズも再開しており、バルト海と地中海へのクルーズを提供している。

バハマズ・パラダイス・クルーズライン

バハマズ・パラダイス・クルーズラインは、バハマ税関・物品税局による規定に従い、8月に新型コロナワクチン接種ポリシーを見直した。 発表によると、同社は現在、12歳以上のすべての乗客に対して、新型コロナワクチン接種の完了を求めている。新しい規則は2021年10月31日まで実施される。

TUI クルーズ

TUIクルーズでは現在、クルーズ出発前に新型ウイルス感染症検査の陰性結果を少なくとも1つ提示する必要がある。ワクチン接種の要件は国や地域によって異なる。 例えば、カリブ海へのクルーズの場合には、乗客はさらに、新型コロナワクチン接種を完了している証明を示す必要がある。 同社によると、乗客は旅行の開始前に、旅行に関するすべての重要な情報と要件を電子メールで受け取ることができる。

(クルーズプラネット訳)

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