バルセロナ(スペイン)
基本情報
バルセロナは、独特の文化が息づくカタルーニャ地方最大の都市。
古くから芸術活動が盛んで、美術館・博物館が多く立ち並んでいます。
未完の傑作であるサグラダ・ファミリアやグエル公園などガウディの作品を数多く街中で楽しむことができます。世界有数の建築物を鑑賞して回るのはもちろん、港のショッピングセンター、旧市街やランブラス通り周辺での買い物、パエリアやタパス等の食べ歩き・バル巡りなど、街歩きがおすすめ。
地中海を臨むバルセロネータのビーチでは、海水浴も楽しめます。
ガウディにも影響を与えたといわれる奇岩の山・モンセラットまで足を延ばすこともできます。
空港から港へのアクセス | バス・タクシー : タクシー利用で20~30分。料金は40~50ユーロ程度。渋滞多く、約1時間かかる場合あり。 |
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港情報 | 両替所 : 無し 使用可能通貨 : ユーロ(アメリカドルも紙幣なら受け取ってくれる店もあるが、お釣りはユーロになり、レートは悪い。) 店 : ターミナル内の待合室近辺に売店はある。 ツーリストインフォメーション : 無し 荷物預かり所 : 無し |
港から市街中心へのアクセス |
タクシー : 街の中心まで20~30分。料金は30~40ユーロ程度。 シャトルバス : 運行される場合はコロンブスの塔の広場までの場合が多い。 |
英語の通用度 |
全体 : ほとんど問題ない程度に通じる。 カフェ・レストラン : メインストリートに面している大きなレストランや店などは英語でも通じるが、路地に入ったり小さな個人の店は話せない人もいる。 タクシーの運転手・売店など : 問題ない人もいるが、スペイン語のみの人もいる。 |
主なOPツアーや観光地 |
ザグラダ・ファミリア : アントニオ・ガウディ設計の聖家族教会、現在まだ未完成で建築中です。 カサ・ミラ : ガウディ設計のマンション。曲線を使い、山をイメージした形状になっています。 カサ・パトリョ : ガウディ設計のマンション。山をイメージしたカサ・ミラに対し、ここは海をテーマにしています。 グエル公園 : ガウディが設計した60戸の団地になる予定だったが、宅地として開発途中で注文主のグエル氏の都合で完成出来ず、その後公園として生まれ変わり、ガウディの設計した中央公園やドーリス式列柱の廊やベンチなどはそのまま利用されています。 モンジュイックの丘 : 市の南西にある丘全体が公園になっています。その中にオリンピックのメイン会場だったスタジアムを始め、美術館、博物館、劇場などが点在しています。丘からの眺望も良く、港側を見れば多くのクルーズ船が見え、東方向のバルセロナの街を見れば、ザグラダ・ファミリアも望見出来ます。 コロンブスの塔 : ランプラス通りの南端のロータリーの中央に建つ60mの塔。塔頂に海に向かって右手を挙げているコロンブスの像がある。1888年のバルセロナ万博の際に造られたこの塔にはエレベーターもあり、展望台に上る(有料)ことができます。 ランプラス大通り : カタルーニア広場からコロンブスの塔まで続くバルセロナ中心の大通り。 カタルーニア広場 : ランプラス大通りの北側の起点になっているバルセロナ市の中心と言える広場。 |
添乗員からの ワンポイントアドバイス |
バルセロナはクルーズ船の発着港の場合が多く、バルセロナ空港に到着して港に直接向かうパターンが多いが、空港から港は距離も近く、その80%くらいを高速道路利用となるためバスでも30分程度で行くことができます。空港はバルセロナの街の西側にあるモンジュイックの丘のさらに西側にあり、クルーズターミナルはモンジュイックの丘の南側にあるため、街を通らずに港に行けるために30分程度で行けます。 港に入る手前に、中央にコロンブスの像のある広場を通過します。その後高い橋を渡って港に入って行きますが、その端から左後方を見るとバルセロナの街が見渡せます。少し遠いですが、ザグラダ・ファミリアも見えます。 自由行動時間がある場合にお薦めなのが、コロンブスの塔からカタルーニア広場まで続く「ランプラス大通り」の散策です。通りの中央は植樹された樹木の間の遊歩道になっていて、ところどころにベンチがあったりして歩きやすい通りです。 通りの両側にはカフェ、レストラン、お土産店、ホテル、市場、劇場などが立ち並んでいます。特にサン・ジュセップ市場はバルセロナ市民の台所と言われている市場で、一見の価値があります。 |
最終更新 | 2024年8月9日 |
寄港地スナップ
情熱と感動のバルセロナ!
世界有数の建築物、ガウディ作品を楽しむ
見どころの多いバルセロナ。建築を始めてから100年以上経った今でも完成していないという「サグラダ・ファミリア」をはじめ、ガウディ建築の「カサ・ミラ」「カサ・バトリョ」「グエル公園」などをお楽しみください。
サグラダ・ファミリア
ガウディが1882年から1926年に死に至るまでの40年間以上を費やし生涯をかけた作品です。ガウディは石とセラミックでできた神の福音ともいえる4本の「生誕の門」から着工し始めましたが、彼が存命中に完成したのは1本のみでした。
グエル公園
当初イギリス風の住宅地として設計されましたが、計画は失敗に終わり、いくつかのモデルハウスが完成しただけでした。その中で一つガウディが住宅としてしようしていた建物は現在、「ガウディ博物館」として使われています。
1923年にグエル氏がこれらのモデルハウスをバルセロナ市に寄付して以来、グエル公園は市営公園となりました。自然と見事に調和したその建築構造には目を見張るものがあります。
カサ・ミラ
曲線を全面に打ち出した巨大な彫刻のような建物です。
この住宅建築はガウディが繊維業者ペーレ・ミラの依頼によって1906~1910年に建てた最後の民間建築です。
ミラ邸は約270の放射状アーチの天井からなる屋根裏部屋と様々な高さの煙突が独創的な世界を作り出している屋上部分、そして当時のスタイルで装飾された住宅の一部が見学できるようになっています。
カサ・バトリョ
グエル家と同じく繊維業界のブルジョアで、カサ・ミラのオーナーであるペドロ・ミラのすすめで、1877年に建てられた建物の増改築をガウディに依頼しました。建物のテーマは海です。