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ナポリ(イタリア)

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基本情報

イタリア南部最大の港湾都市。
世界遺産に登録されている歴史地区の他に、世界3大美港でも知られます。
市の人口100万、ナポリ都市圏の人口300万ですが、古くから人口過密が社会問題になっています。

オプショナルでは主にヴェスヴィオ火山の噴火で長い間埋もれていた世界遺産、ポンペイの遺跡ツアーや碧の洞窟、カプリ島ツアーがある。

写真:夜景が特に美しいナポリの港
右側の山:ヴェスヴィオ山

港情報 両替所 :  無し
使用可能通貨 : ユーロ
店 : 有り
ツーリストインフォメーション : 無し
港から市街中心へのアクセス タクシー : 有り
シャトルバス : 無し。港から徒歩15分で市街地に行けます。街の中心地まではヌオボ城を抜けてまっすぐ。現在、港ターミナルから地下道ができ、西大通りの道を横断せずに地下道を抜けた広場へ出られる。
OP利用について 見所が離れたところにあることと治安があまり良くないため、オプショナルツアーの利用がオススメ。(ナポリ歴史地区(旧市街)はまだスリが多いため、個人での行動は十分気をつけてください。金のアクセサリーを外し、最低限必要なものだけ持ち歩くようにしてください。)
時差 日本との時差は8時間、シエスタ有(14:00~16:00)
おみやげ パスタ、ワイン、オリーブ他
備考 ナポリ歴史地区(旧市街)はまだスリが多いため、個人での行動は十分気をつけてください。
金のアクセサリーを外し、最低限必要なものだけ持ち歩くようにしてください。
世界遺産 ポンペイの遺跡、アマルフィー海岸、ナポリ歴史地区、エルコラーノの遺跡、カゼルタの王宮と庭園
主な見どころ 郊外:ポンペイの遺跡、碧の洞窟、カプリ島
主な見どころ ■国立考古学博物館
ギリシャ発掘品やポンペイのフレスコ画を数多く所有しています。ポンペイ遺跡などにいかれない方にはお勧めです。

■ヌォーヴォー城
フランシスアンジュ一家のシャルル一世が13世紀後半に建てた城。日本名で「新しい城」という意味。

■卵城  
12世紀に建てられた古城

■国立サン・マルティーノ美術館
ナポリを見下ろすヴォメロの丘に建つ修道院の美術館。ナポリの全景が望めます。

■サンテルモ城
かつて刑務所として使用されていた城。ケーブルカーで行くと便利です。

■王宮
17世紀スペイン治政下に作られたものの、18世紀まではナポリ王が住まなかった王宮。王宮内部には18世紀~19世紀の家具・陶器類・タペストリー・絵画等の美術品が展示されています。

■サン・カルロ劇場
劇場としてはヨーロッパで現役最古のもの。資金不足のため1874年~1875年のシーズンが中止された以外、定期公演が中止されたことがない点でも特筆される。イタリア三大劇場にも数えられる。
最終更新 2024年8月9日

寄港地スナップ

ポンペイ

1,700年前、火山の大噴火で一日にして火山灰に埋没した町
古代ローマ人のリアルな生活様式を見て歩くことができます。


1世紀後半、ヴェスヴィオ山の大噴火で1日にして火山灰と泥流に埋没した町。
18世紀に発掘調査が始まるまで忘れられていましたが、一日で灰に埋もれたことから当時の富裕層の暮らしなどがそのままの形で残っている点が珍しく、大変貴重な遺跡となっています。

ポンペイはローマ帝国の一都市として栄え、約2万人が生活していました。発掘調査をして、その当時の技術の高さが改めて認められてます。町は整然と区画され、アポロン神殿、ユピテル神殿、公共浴場、大劇場、円形闘技場、音楽堂、そして約1200戸の住居も建っていました。
一日にして消えた優雅で贅沢な生活。馬車が通る道があり、また馬車の速度を制限する飛び石が置かれています。
また、家には臼やかまどがあります。
富裕層の家は内装が壁画で飾られています。特に壁面全体を覆う大作「ディオニュソス秘儀の図」はポンペイ・レッドと呼ばれる色調が使用されディオニュソスへの信仰が示されています。
当時の建築技術の高さが伺われます。

79年8月24日、ヴェスヴィオ山の噴火により、ポンペイやその近郊の町が一日にして火山灰に埋没した様子はローマの政治家・著作家のプリニウスの「書簡集」に記されています。
1700年前の当時の暮らしが、これほど多く良い状態残っているということが珍しく、現在では多くの観光客が訪れるようになりました。また現在も調査は続行中です。

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馬車が通るための道
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ポンペイでは政治・経済・宗教の中心であった公共広場があり、周囲には2層式の神殿や市庁舎、市場などが建っていた
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発掘調査中 背後にヴェスヴィオ山が見える
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富裕層の家には様々な壁画が描かれている
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撮影:M.SAKAI

カプリ島

神秘的な青の洞窟へ
風光明媚な島、カプリ島


ナポリの南約30kmに位置し風光明媚な島、カプリ島。ソレント半島の延長線上にある切り立った岩山がそそり立つ島です。 ローマ皇帝ティベリウスが統治期間の後半を過ごしたことでも知られます。

カプリ島の周囲は広く断崖絶壁で、波打ち際に海蝕洞の「青の洞窟」があります。洞窟に入るには、入り江から手漕ぎの小船に乗って入ります。入り口は狭く、くぐる際に乗客は船のへさきより下に頭を沈めなければなりません。
内側に入ると数十メートルの広大な空間が広がり、水中に伸びている穴を通して水面から洞窟全体が紺碧の光を帯びて、神秘的な雰囲気です。

カプリ島の青の洞窟は運が良ければ中に入ることができますが、 時期や天候、波の状態により、進入不可能な日も多くあります。また青の洞窟へまでの波で揺れる場合が多いため酔い止め薬があると良いでしょう。

カプリ島は レモンが特産物で、別名「レモン島」とも言われます。 レモンの形をしたリキュールなどのお土産が人気。

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撮影:Y.SAKAI

ナポリ

ナポリ歴史地区のみどころ

●国立ナポリ考古学博物館(写真右)
世界でも屈指の、ギリシャ、ローマ美術を収集した博物館。ポンペイやエルコラーノ遺跡に出かけられない方はこの博物館でで一部発掘品を見ることができます。 ミケランジェロ作の彫刻、モザイク画など古代都市からの高度な芸術作品の数々をご覧下さい。

●ヌオーヴォ城(写真左)
地元ではアンジュー家の城と呼ばれるルネッサンス建築の華麗なお城。13世紀のアンジュー家の城が、15世紀になってアラゴン家の手によって再建されました。大理石のレリーフを施した凱旋門はルネッサンス様式の傑作のひとつ。内部は市立博物館となっています。

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ヌオーヴォ城
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国立ナポリ考古学博物館
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