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パルマデマヨルカ(スペイン)

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基本情報

パルマデマヨルカは、地中海のバレアレス諸島で最も人口の多い最大の島、マヨルカ島の都市。ショパンの恋の逃避行で有名なバルデモッサや、ガウディの天蓋がある大聖堂(カテラドル)など、見所の尽きない人気のリゾート地です。

豪華なホテルやブティックの並ぶ美しい新市街地や、砂浜のビーチが続く美しい海岸線ドライブなどをお楽しみいただけます。
郊外はオリーブやアーモンドの畑が続き自然が溢れています。ショパンやジョルジュ・サンドが住んでいたバルデモサや、ドラゴン鍾乳洞などもあります。

真夏は35℃を越えることがなく、真冬は0℃以下になることもありません。
晴天日が年間300日で、湿度は1年間を通して約70パーセントです。
冬の快適さは、多数の欧州のサッカーチームが冬期キャンプにこの島を選ぶことでもわかります。

港情報 両替所 :  無し
使用可能通貨 : ユーロ(アメリカドルも紙幣なら受け取ってくれる店もあるが、お釣りはユーロになり、レートは悪い。)
店 : 無し
ツーリストインフォメーション : 無し
荷物預かり所 : 無し
港から市街中心へのアクセス タクシー : 街の中心まで15~20分。料金は15~20ユーロ程度。
シャトルバス : 運行される場合が多い。街側の発着地は大聖堂の海側でマリーナの近くに決まっている。
英語の通用度 全体 : ほとんど問題ない程度に通じる。
カフェ・レストラン : メインストリートに面している大きなレストランや店などは英語でも通じるが、路地に入ったり小さな個人の店は話せない人もいる。
タクシーの運転手・売店など : 問題ない人もいるが、スペイン語のみの人もいる。
名物料理や特産品 特産品(おみやげ) : 皮革製品(スペインの有名メーカー、カンペール、ファルチュ、ヤンコ、ロトゥセなどの工場が島にある)、オリーブオイル
主なOPツアーや観光地 バルデモーサ : マヨルカ島西部にあり、トラムンターナ山脈の山中に位置しています。パルマデマヨルカから20km程北になります。楽聖フレデリック・ショパンが作家で愛人のジョルジュ・サンドとともに、1838年から39年にかけて、結核療養のため滞在し、「雨だれのプレリュード」を完成させたり、バラード第2番や2つのボロネーズ、スケルツォ第3番などに着手したのもこのバルデモーサでした。バルデモーサ修道院にはショパンの記念館があります。

パルマ大聖堂 : 1230年に建設が開始されたが、完成したのは1601年と、なんと380年もかかっています。島にあるとは思えない壮大な建築で、1851年の地震で祭壇周辺が損傷したため修復されましたが、その修復にアントニオ・ガウディもかかわったため、説教台、天蓋などがガウディの作になっています。

ベルベル城 : パルマデマヨルカの西側の丘上にあります。14世紀に建設され全体が円形になっています。ヨーロッパのお城は方形や五角形のものが多く、円形の城は少ないため一見の価値があります。以前は軍用刑務所として利用されていたが、現在は民間管理となり博物館となっています。

添乗員からの
ワンポイントアドバイス
パルマデマヨルカに寄港する場合はバルセロナを出航した翌日か、バルセロナに入港の前日になることが多い。港は街の西側3~4kmの位置にあり、通常は街の中心にある大聖堂近くまでシャトルバスが運行されます。街の西側にある丘の上に14世紀に建設されたベルベル城があり、ここからはパルマデマヨルカの街全体が見渡せます。クルーズ船も見えます。

マヨルカ島は18世紀にはヨーロッパ貴族の避寒地、観光地として発展していました。20世紀に入ると一般人の観光客も増えて、冬季にはドイツやイギリス以北の国からの避寒客が多くなり、スペイン人のハネムーナーの人気となりました。1920年代以後はクルーズで訪れる観光客も増え、特に第二次世界大戦後には盛んになりました。
このように古くから観光客が訪れていた島のため、ショパンの他にも、アガサクリスティや画家のミロなど、多くの有名人も避寒などで滞在しています。特にミロは母親がマヨルカ島出身で、結婚相手もマヨルカ島出身で、1954年にはマヨルカ島に定住しました。
最終更新 2019年3月6日

寄港地スナップ

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パルマデマヨルカの街並み
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地中海
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マヨール広場
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街並み
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街並み

旧市街

狭い道路が網目のように広がる旧市街を歩くと、16-18世紀の大邸宅のパティオ(中庭)を垣間見る事が出来ます。

ゴシックやルネッサンス風の建物とマヨルカの典型的なパティオが織りなすハーモニーは、アンダルシアのパティオとは大分趣が違います。
ここには絵タイルや花鉢の派手さこそありませんが、古井戸があり、正面には広い大理石の階段が2階のテラスに通じています。そのテラスを支える数本の石柱の間のアーチは動きのあるカーブを描き、地味な中にも気品を感じさせます。

オレサ邸(Casa Oleza)、ビボット邸(Casa Vivot)、パルメル邸(Casa Palmer)、モレル邸(Casa Morell)などは見学が可能となっています。
サン・フランシスコ教会(Iglesia de San Francisco)ではゴシック様式の回廊の整然とした美しさが見事です。
カテドラルの東、ラ・ポルテヤ地区(La Portella)はユダヤ人街だったところで、そのもっと昔のアラブ時代の浴場(Banos arabes)が残っています。

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マンダリンの木

マヨルカ大聖堂

町の中心にある小さな塔が多い大建築物。それが「ラ・セオ」と呼ばれる大聖堂です。
マヨルカを征服したハイメ1世によって1230年建築が開始され、16世紀に完成。ゴシック様式の内部は天井が非常に高く、特に中央部分は高さ44メートルという壮大なスケールです。前方には巨大なバラ窓(直径11メートル)が明りを受けてカラフルな彩りを見せて輝きます。
中央祭壇にはガウディのデザインによる、珍しい鉄製の天がい飾りがあり圧巻です。

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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂
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大聖堂

ベルベル城

見晴らしがよいという意味の「ベルベル」の名前通り、丘の上に建ち、眼下にパルマの街と湾を見下ろす素晴らしい眺望です。
城は円型で、建物の中央をくり抜くような丸庭が印象的です。この城は夜にはライトアップされ、市内や海からは暗闇に浮び上って見えます。

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ベルベル城 外観
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ベルベル城
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ベルベル城 内部
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ベルベル城 内部
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ベルベル城 内部
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ベルベル城 内部
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ベルベル城 展望所からの眺望
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ベルベル城 展望所からの眺望

闘牛場

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闘牛場
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闘牛場
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闘牛場 内部
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闘牛場 内部

バルデモッサ

スペイン、マヨルカ島の中心都市パルマデマヨルカから車で約30分、バルデモッサの町に到着します。
山間のこの小さな町を世界的に有名にしたのが、カルトゥハ修道院。
作曲家ショパンが滞在した場所で、見学可能な内部にはショパンのピアノも展示されています。
この修道院の回廊で毎年8月の日曜に開催される「ショパン・フェスティバル」は、今やマヨルカ島の夏の風物詩となっています。

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バルデモッサ
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バルデモッサ
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バルデモッサ
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バルデモッサ

その他の見どころ

ドラックの洞窟
ポルト・クリストにあるこの鍾乳洞は、規模が大きく、特異なのは、マルテル湖(Lago Martell)というこの種では世界最大(長さ177メートル深さ9メートル)の地底湖があることです。ハイライトは薄闇の湖上にどこからともなく現われる船。この船にはミニ楽団が乗っていて、船上からのショパンのノクターンなどのミニコンサートで見物客を魅了します。

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