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海外ニュース

新造船MSCシーショア、フィンカンティエリ造船所にて進水式(2020年8月20日)

引用元:クルーズインダストリーニュース

MSCシービュー

新造船MSCシーショアの進水式が本日、イタリアのモンファルコーネにあるフィンカンティエリ造船所でおこなわれた。
プレスリリースによると、全長339メートルのMSCシーショアは同社の最長のクルーズ船で、イタリアで造船された最大かつ最も革新的な船となる。同船は、2021年7月の引き渡しまでの間、内装工事をおこなうために係船ドックに移されている。
MSCシーサイドとシービューから進化したシーショアは、シーサイドEVOクラスの最初の船であり、新たに設計された公共スペースとより多くの客室を備え、乗客あたりの屋外スペースは同社の船の中で最も高い比率を有する。

同社によると、MSCシーショアはその姉妹船からの大幅な進化を目的に船の65%以上がバージョンアップされているという。
フィンカンティエリ造船所の最高経営責任者(CEO)ジュゼッペ・ボノは次のように語る。「進水は造船に関わる人々にとって常に最も達成感を感じる瞬間の一つです。同時にまた、すべての人がコミットメントを一層強める機会でもあります。船が海に触れる迄には既に多くの作業がおこなわれていますが、この先もまだ多くの作業が残っているからです。MSCクルーズの新しいフラッグシップとなるMSCシーショアにおいては、それを一層強く感じます。シーショアは、技術革新・技術とデザインに重きを置いており、フィンカンティエリのリーダーシップを強調する画期的な船だからです」
「世界中が経験している不確実な状況は、MSCクルーズや当社だけでなく、クルーズ業界全体に良い兆しを与えるという点で、今日という日にさらに重要な価値を付加します。」

MSCクルーズのエグゼクティブ・チェアマン、ピエルフランチェスコ・ヴァーゴは、それを受けて次のように語る。「私たちは新造船プログラムに全力を注いでいます。新クラスの造船にたずさわる度に、私たちは業界において革新をもたらし、新たな基準を設定しています。MSCシーショアは、現在利用可能な最新かつ最も先進的な環境技術を備えており、イタリアでこれまでに造船された最大かつ最も革新的なクルーズ船になります。シーショアはまた、2021年に弊社が引き渡しを受ける新造船2船のうちの1船となります。弊社にとってこれは、今週初めに再開した弊社最初のクルーズ、そして業界に新たな基準をもたらした弊社の新しい保健衛生と安全の運用プロトコルへの投資とともに、私たちのこの分野における長期的な成長見通しに対する信念を裏付けるものです」

2021年夏には、シーサイド級の3船全てが、西地中海に配備される予定。
MSCシーショアは、イタリアの都市ジェノバ、ポンペイ(ナポリ)、メッシーナ(シチリア)、バレッタ(マルタ)、バルセロナ(スペイン)、マルセイユ(フランス)を訪れる人気の「6つの真珠」クルーズを予定。MSCシーサイドとMSCシービューは、根強い人気を誇るジェノバ発着・西地中海7泊クルーズを予定している。

(クルーズプラネット訳)

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