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海外ニュース

クルーズ各社、再開へ乗組員の乗船を急ぐも、長期化か(2021年4月22日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

MSCシービュー

今夏に運航を開始するクルーズ会社各社は、急ぎ乗組員の乗船を図っているが、増員にあたり、多くの課題に直面している。 通常は乗組員数約1,000名の客船であっても、係留中は多くの場合、100人ほどで運営されていたと考えられる。
COVID-19感染拡大と移動に伴う課題を背景として、900人の乗組員を乗船させる必要だけでなく、契約が満了して休暇に入る乗組員を定期的に交代させる必要も出てくる。クルーズ会社各社は、多くの乗組員の出身国であるインドネシア、フィリピン、その他の主要地域からのチャーター便を利用していると言われている。
ほとんどの場合、乗組員には母国を出発する前、そして到着時にCOVID-19病原体検査での陰性が求められ、乗船後には14日間の隔離、そして業務を開始する前に3度目の陰性結果が必要となる。ほとんどのクルーズ会社は、無料WiFiを提供し、14日間の隔離期間を利用したEラーニングを充実させている。
クルーズ船乗組員向け情報サイトCrew Centreによると、バイキングクルーズは、乗組員を乗船させる主要な港としてトルコのボドルムを利用しており、3月には同社のシー号が寄港し、最近ではオリオン号が停泊している。
またロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、キプロスのリマソルを利用して、新造船オデッセイ・オブ・ザ・シーズの乗組員を乗船させており、ハイファからの就航シーズンに先立って最近納船されたこの新造船に、700名の乗組員が乗りこんでいる。
MSCはイタリア各地の港を使用しており、新しい客船へのアクセスに便利であるという印象を乗組員たちに与えているとCrew Centerは述べている。

(クルーズプラネット訳)

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