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海外ニュース

「客船内のラグジュアリー船エリア」というコンセプト (2021年5月8日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

MSCグランディオーサ

最新の大型客船の魅力はそのままに、ラグジュアリー船の行き届いたサービスを体験することができるクルーズラインを紹介する。約10年前に考案された「客船内のラグジュアリー船エリア(the ship-within-a-ship)」というコンセプトは、今では多くの大型客船で体験することができる。そのいくつかを紹介する。

MSC ヨットクラブ
MSCは2008年にMSCファンタジアにヨットクラブを導入して、このコンセプトを最初に提供したクルーズ会社のうちの一社である。 「MSCヨットクラブ」の特典には、船内で最も広い客室、そしてラウンジ、プールデッキ、レストランなどのプライベート・エリアの利用が含まれている。また、このスイートに滞在する乗客は、バトラー・サービス、優先乗船、オールインクルーシブのドリンクパッケージ、プライベート・ショアエクスカーションも利用できる。

ザ・ヘブン・バイ・ノルウェージャン
ノルウェージャンクルーズラインでは、2005年にプライベート・エリアを設置した後、2011年にこのコンセプトを導入した。ノルウェージャン・ブレイクアウェイは、現在、「ザ・ヘブン・バイ・ノルウェージャン」として知られるスイート専用の特別なエリアを設定した最初の客船である。その後、新造船ノルウェージャン・アンコールなど、ほかの客船にも、このコンセプトを広げていった。ヘブンでは、豪華な客室のほか、船によって異なるさまざまなプライベート・エリアを利用できる。より新しい船では、これらのエリアには、プールデッキ、ラウンジ、レストラン、展望ラウンジ、さらには図書館が含まれる。

ザ・リトリート・バイ・セレブリティ・クルーズ
2018年に導入された「ザ・リトリート」は、セレブリティ・クルーズの全客船に設定されている。レストラン、ラウンジ、サンデッキなどのプライベート・エリアの利用に加えて、無料Wi-Fi、オンボードクレジット、オールインクルーシブのドリンクパッケージなどの特典がある。

ロイヤル・スイート・クラス
「ロイヤル・スイート・クラス」は、ロイヤルカリビアン・インターナショナルのオアシス・クラスとクァンタム・クラスの客船で利用可能。ロイヤル・スイートのカテゴリーは3種類に分かれており、プライベート・エリアの利用、専用ダイニング、優先乗船などの特典が含まれる。ロイヤル・スイート・カテゴリーのすべての種類において、広い客室、専用レストランでのプライベート・ダイニングの利用が可能で、一部の種類では、Wi-Fi、ドリンクパッケージ、ロイヤル・カリビアンのバトラー・サービスであるロイヤル・ジーニーも利用できる。

ザ・パレス(ドリームクルーズ)
ドリームクルーズによると、「ザ・パレス」は、これまでにないレベルのオールインクルーシブ・サービスと快適さを備えており、それら全てが贅を尽くしたプライベート・エリアで提供される。140室のスイートを備えたVIPエリアには、専用のスイミングプール、スパ、ジム、ダイニング施設がある。ザ・パレスのゲストは、船内で最も広い客室、そしてバトラー・チームによるヨーロッパ・スタイルのサービスを利用可能だ。

(クルーズプラネット訳)

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