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海外ニュース

CDC ワクチン接種完了のクルーズ乗客を対象に大幅制限緩和(2021年5月26日 )

引用元:クルーズインダストリーニュース

米国疾病予防管理センター(CDC)は、COVID-19のワクチン接種を完了した乗客・乗員に対するクルーズ船の規制を大幅に緩和し、米国におけるクルーズの迅速な再開への準備を整えている。

マスク着用不要、ビュッフェも復活
水曜日に発表された更新内容によると、クルーズ会社はワクチン接種を完了した乗客乗員のみがアクセス可能な、マスクとフィジカルディスタンスを必要としないエリアを定めることができるという。CDCはまた、定義を更新し、ワクチン接種を完了した乗客に対しては、レストランやバーでのソーシャルディスタンスの維持、座席数の制限、さらにはセルフサービスの飲食などの多くが単なる推奨事項となることに言及、クルーズ船の伝統的なビュッフェ復活につなげている。さらに、乗員・乗客それぞれの少なくとも95%がワクチン接種を完了している客船では、クルーズ船運営会社独自の裁量で、どのエリアにおいても、マスク着用やフィジカルディスタンス維持の必要がないことを乗客乗員に助言することができる。

 

CDCからの最新重要事項に関する更新内容:
• クルーズ船の運営会社は独自の裁量により、乗客乗員がワクチン接種を完了している場合には、マスクを着用せずに長時間の飲食を含む屋外での集まりや活動を行うことが可能であると助言することができる。
• クルーズ船の運営会社は独自の裁量により、ワクチン接種を完了した乗員に対して、船内において乗客に接しないエリアでは、マスク着用やフィジカルディスタンス維持の必要がないと助言することができる。
• クルーズ船の運営会社は独自の裁量により、ワクチン接種を完了した乗員乗客のみがマスク着用やフィジカルディスタンス維持なしにアクセス可能なエリア(カジノ、バー、スパ、エンターテイメント会場、セルフサービス・ビュッフェを含むダイニングエリアなど)を定めることができる。
• 乗員・乗客それぞれの少なくとも95%がワクチン接種を完了した客船では、クルーズ船の運営会社は独自の裁量で、どのエリアにおいても、マスク着用やフィジカルディスタンス維持の必要がないと乗客乗員に助言することができる。

 

以下は推奨事項へ緩和:
• 全ての乗客がグループごとに互いに少なくとも6フィート (2 m)の間隔を確保できるようにレストランとバーの配置を変更する (テーブルや椅子の撤去、使用しないテーブルや椅子のマーキングなど)。
• 少なくとも6フィート (2 m)のフィジカルディスタンスを維持できるよう座席数を制限する。
• テーブルの用意ができたことを携帯アプリ、テキストメッセージ、表示などを利用して客に知らせることで、待機場所の混雑を阻止する。「ブザー」など、使い回しや共有をするアイテムは使用しないこと。
• セルフサービス・ビュッフェ、サラダバー、ドリンクコーナーなど、セルフサービスでの飲食オプションを排除する。
• スプーン、ナイフ、フォークなどの食器は、複数の人が触れない方法で提供する。
• 食事を提供する・受け取る場所など、少なくとも6フィート (2 m)の適切なフィジカルディスタンスを維持することが困難なエリアには、飛沫防止や仕切りなどの物理的なバリアを設置する。
• 食べ物や飲み物が提供される場所では、少なくとも6フィート (2 m)の適切なフィジカルディスタンスを維持することを再認識できるよう、床のテープや目印などの物理的な案内を提示する。
• 屋外のダイニング、バー、ドリンク・サービスのオプションを提供し、それらの利用を促す。
• 客室内のダイニング・サービスを提供し、その利用を促す。
• 食品にたずさわるスタッフによる食料品、道具、設備、備品の共有を、実行可能な範囲で制限する。
• 頻繁に触れる器具(給仕・取り分け用のスプーンなど)の共有を可能な限り最小限に抑えるため、充分な数を供給できるよう確保する。または、食品にたずさわるスタッフたちが1つの器具や備品を同時に共有することを制限し、使用ごとに洗浄・殺菌消毒する。
• メニュー、調味料、食品容器など、繰り返し利用可能なアイテムの使用や共有は避ける。代わりに、使い捨てメニュー、使用ごとに殺菌消毒できるデジタル・メニュー、レストラン利用客が個人の携帯で見ることができるオンライン・メニュー、使い切りタイプの調味料、非接触型のゴミ箱やドアを使用する。

(クルーズプラネット訳)

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