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海外ニュース

フッティルーテン、保健衛生と安全のプロトコル改善に向けた取り組みへ (2020年9月05日)

引用元:クルーズインダストリーニュース

ロアール アムンセン

フッティルーテンは、ロアールアムンセン号上でのCOVID-19発生に関するノルウェー海事局(NMD)の調査結果を発表、それによると、保健衛生と安全に関するプロトコルと手順の実行およびISMコードの遵守にあたり、いくつかのエリアにおいて7つの逸脱と失敗が明らかになったという。
同社はNMDによって与えられた期限の3ヶ月以内にシステムと逸脱を改善すべく現在、取り組んでいると語る。
「NMDが指摘した内容は深刻なものであり、改善の必要があることを示しています」とCEOダニエル・シェリダンは準備された声明の中で述べた。「これらは透明性と弊社の運営に関するあらゆる側面の改善に向けた第一歩となります。私たちは今、弊社の取り組みに必要となる、さらなる情報とより広い基盤を提供してくれる外部調査を待っているところです」
フッティルーテンは外部調査をおこなうべく、リスクマネジメント機関DNV GLとある法律事務所の採用を決めた。
NMDは、7月末のロアールアムンセン号におけるCOVID-19の発生およびフッティルーテンの対応に基づいて調査を開始した。
NMDはいわゆる逸脱と失敗を突き止める一方で、逸脱の数に基づいてフッティルーテンに船の運航を許可しないことも可能ではあるが、今回の場合、逸脱はNMDが運航中止命令を下すほど深刻なものではなかったとフッティルーテンは述べている。
同社によると、逸脱の修正計画は9月21日までに提示する必要があり、修正は11月24日までに実施されなければならない。
NMD がリストアップした逸脱と失敗のいくつかは以下の通り:

感染拡大状況、陸上要員の削減、外国人乗組員に求められる隔離期間が取られなかったこと、絶えず規則や規制が変更されていたこと、リスク評価をおこなうという要件を同社自身が定めていたことなどにもかかわらず、7月のクルーズサービスの開始前にリスク評価が実施されなかった。
人々が感染していることを早い段階で従業員が疑っていたにもかかわらず、船内および陸上への報告システムが機能しなかったと見られ、明らかにこれが適切な意思決定者に到達することはなかった。
また、感染症発生に対処するための計画は予想通りに機能せず、発生が報告され、確認された場合でも、同社の対応までに遅れがあった。

(クルーズプラネット訳)

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