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せっかく瀬戸内まで足を運ぶなら、その土地の歴史や芸術を深掘りしたい、そのようなお客さまのご要望にお応えすべく、船外体験を中心とした航路もご用意いたしました。じっくりと時間をかけ「体験」することで、せとうちの新たな魅力を発見していただけることでしょう。

本航路では、世界的に有名なアートの島々を2日間にわたり訪れます。ベラビスタマリーナ出港後、夜の瀬戸大橋をくぐり、岡山県玉野沖に錨を下ろします。

2日目と3日目は、ガンツウから島々を移動するテンダーボートを使い、直島や豊島などアートの島をアイランドホッピング。直島の地中美術館や家プロジェクト、豊島の豊島美術館、犬島の犬島精練所美術館や犬島「家プロジェクト」などを巡り、せとうちの芸術を満喫していただく行程です。

直島は、かつて銅の製錬によって排出される亜硫酸ガスにより木々が枯れ、「ハゲ山の島」と称されていました。1985年に「自然と歴史、現代アートの融合の中で、人間の営みを見つめ直す空間」をコンセプトに直島文化村構想が始まり、1992年「ベネッセハウス」を皮切りに、1998年「家プロジェクト」や2004年「地中美術館」と、時間を経て世界的なアートの島へと変貌を遂げました。